登山 初心者

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  • 登山の基本知識 

高度と風による体感温度の変化

まだ本格的に登山に行かれた事のない人でもドライブなどで真夏に高原などを訪れたりして、

         「真夏なのにこんなに気温が下がるの〜!」

なんて思われた事がある人は多いのではないでしょうか?
 

 
実は、この気温と体感温度の変化は
 
 

 
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一定の法則がある
 
 
 
のです。

 

 

気温の下がる率

 

 

標高が上がるとそれに伴って気温も下がっていきます。

この気温が下がる率を 
 

 

「気温減率」
 

 
と言います。

基本的には標高が
 

 

100m上がると気温が0.6度下がる
 

 
と言われているので、まずはこれを頭に入れましょう。
 

 
ですが、この気温減率は空気の湿度によっても違うのです。
 

 
乾燥している大気の気温減率は100m上がるごとに1度の気温変化が、
 

 
湿っている大気の気温減率は、100m上がるごとに0.5度の気温変化があります。
 

 
大気はその時と場所によって大気に含まれる湿度が違いますので、この0.6度という数字は大気の平均的な湿度を想定している数字なのです。
 

 
そう考えると、空気が湿っている時よりも乾燥している時の方が、平均的な湿度の気温減率の時よりも幅が0.4度と広いので、天気予報で
 

  空気の乾燥が予想される時
 

 
には、平均的な湿度の気温減率で予測した時よりも、
 

 

更に気温が下がる

事もあります。
 

 
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風による体感温度の変化について

 

 

私は群馬県に住んでいるんですが、群馬県には有名な「赤城おろし」という現象があって、春になると赤城山からとても強い風が吹き荒れます。
 

 
私の周りの人で北海道から来た人とかもいるんですが、北海道の方が気温が低いのに、群馬県は赤城おろしの強い風のせいで、群馬県の方が寒く感じる人も中にはいます。
 

 
風が吹くと実際の気温よりも寒く感じるんですよね。
 

 

風速が1m上がるにつき、体感温度は1度下がる
 

 
と言われています。
 

 
実際に山に行く時には、         
  

       

気温減率と風速が体感温度を下げる関係
 

 
の二つを利用して、登山をする山の気温と体感温度を推測して登山に行きます。

それでは、実際に計算をしてみましょう。
 

 
 

 

実際の山の寒さは?

 

 
仮に夏の標高が2000mの山に登山に行く事を計画したとします。
 

 
この日はとても気温が高く、東京で
 

 

最高気温が35度
 

 
とします。
 

 
登山に行く山が標高2000mなので、登山対象の山の標高を気温減率の100mの高さで割ります。
 

 
2000÷100=20
 

 

すると20という数字が出て来ました。これに気温減率の0.6をかけるのです。
 

 
0.6×20=12
 

 
こうすると、
 

 

標高2000mでは平地よりも12度低い
 

 
という事がわかるわけです。
(ここでは話が複雑になるので、平地は海抜0mとします。)
 

 
最高気温が35度なのでこれから先ほど計算したものを引きます。
 

 
35−12=23
 

 
と標高2000mのおおよその最高気温が23度であると計算できるわけです。

山は天気が悪い事の方が多く、ほとんど無風ではないと仮定します。
 

 

風速が5mと想定
 

 
すると、体感温度は、
 

 
23−5=18
 

 

 

 

日中の体感温度は18度
 

 
であると計算されます。
 

 
この体感温度は日中の最高気温の温度から計算されたものですので、夜には更に冷える事が予想されます。

最高気温より10度〜12度は低くなる事が予想されますから、
 

 
18−10=8
 
  か

18−12=6
 

 
と夏山の標高が2000mの山でも風速5mの朝方の
 

 

体感温度は8~6度に
 

 
まで下がるのです。
 

 
仮にまともな装備がなくてここで大雨にみまわれてしまった事を考えます。
 

 

全身ずぶぬれの状態
 

 
で道に迷い、テントもなく朝を迎えてしまったら、
 

 

体感温度は0度近くに
 

 
まで下がるのではないでしょうか。
 

 
大雨が降る時は風はもっと強いので、体感温度はさらに下がる事が予想されます。
 

 

富士山ならば
 
 

 
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山頂付近の標高が3700mくらいですので、単純計算でもこの標高2000mで計算した数値よりも1700m分低いので、
 
 

 
 
17×0.6=10.2
 

 

標高2000mの山よりも約10度低いので、例え日中に平地が35度の気温であっても、風速が5mの早朝の
 

 

体感温度は-2~-4度にまで
 

 
下がる事が予想されます。

山が連なった連峰よりも
 

 

富士山の様な独立峰は風がさらに強い
 

 
ので、この点についても考慮する必要があるでしょう。
 

 
 

 

登山に必要な防寒着と雨具

 

 
これだけ山では気温が下がり、風が強ければさらに体感温度も下がっていきます。
 

 
標高が高ければ、昼は日差しが強いですから非常に暖かく感じる事が多いですが、夜になればもっと冷え込みます。
 

 
ですので、登山に行かれる時は例え日帰りの登山であっても防水透湿性のある
 

 

レインウェアは必ず持って行きましょう。
 

MIZUNO ベルグテックEX レインスーツ

 
仮に防寒着を持って行かなくても
 

 

これが防寒着に
 

 
なったりする事が多々あります。
 

 
防寒着に関しては真夏であっても
 

 

標高が3000m以上ならフリースくらいは必要になります。
 
 

)mont-bell クリマプラス100 ジャケット

 
 
この点に関しましても、事前に宿泊したり通過点の山小屋に電話で実際の気温がどの位なのか聞くなりして情報を集める事ができますので、登山によって臨機応変に対応して下さい。
 

 
 

 

非常時に備えた道具

 

 
山は地形が複雑なだけに登山前に天気予報で見た天気予報が実際の山では当てはまらない事がよくあります。
 

 
私はそんな時のためにちょっと寒くなって来る8月末か9月の頭くらいからはだいたい
 

 
 

 

ツエルト
 

 

アライテント スーパーライト・ツェルト
 

 
という非常用のテントを持って行きます。
 

 
私が持っているツエルトはかれこれ購入してから20年くらい経つもので多少大きいのですが、それでも十分に使えます。
 

 
今のツエルトは、1〜2人用の物であればカッパの大きさの三分の一かそれよりも更に小さい物が販売されています。
 

 
ツエルトの使用方法は、テントと違い、
 

 
 

 

頭からかぶる事もできます。
 

 
 

 
重さも300gを切る様な物もあり、登山では基本的に何があるか分からないので、ザックに忍ばせていれば急な悪天候時に非常に心強いでしょう。
 

 
その中でガスバーナーを点火すれば、ストーブを付けた山小屋のの中より暖かくなります。
 

 
私の使っているガスバーナーはPRIMUSの
 

 
 

 

フェムストーブ
 

 

PRIMUS 115フェムストーブ

 

 
という物で大きさが100円ライターと同じくらいの大きさになるので、小さいガスカートリッジとセットで持って行く事をおすすめします。
 

 

PRIMUS ガスカートリッジ 小型ガス

 

 

なお、ガスバーナーに電子式の自動着火できるものが付いていますが、特に標高が高くなると付かないときが多々ありますので、他にマッチやライターを必ず持って行きましょう。
 

 
ライターも電子式の物よりも石で着火する物の方が火が付きやすいです。
 

 
 

 


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