登山 初心者

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  • 登山の基本知識 

登山のジャンル

一口で「登山」と言っても、登山にはいくつかの種類があります。
 

 

ここでは分かりやすく解説をしたいと思います。
 

 
 

 

夏山登山

 

 

一番ポピュラーなのは登山道のある道を歩く
 

 
 

 

夏山の尾根歩き
 
 

 
 
2014.10月 西黒尾根4

2014年 10月 谷川岳を西黒尾根から登る。頂上はあと少しだ。
 
 

 
 

です。
 

 

その中でも一つの山頂のみを目指す
 

 

「ピークハント」
 

 

や、連なっている山々の山頂を連続して歩く
 

 

「縦走」
 

 

があります。
 

 

夏山登山は登山の基本を学ぶ事ができ、初心者はまず夏山を何回か登って登山の知識や経験を積む事が、安全なステップアップへの近道だと思います。
 

 

夏山って特に低山ですと、とっても熱くて登っていると正直うんざりする事が多々あります。
 

 

しかもガイドブックで選んで良さそうだった筈の山が、終始登山道が樹林帯で覆われていて、ほとんど景色が見えないなんて事も。
 

 

こんな初めての登山でこんな経験をしてしまったら、ほとんどの人は
 

 
 

 

「あ~!登山なんて何が面白いんだ!もう二度と行くもんか!」
 

 
 

 

と思ってしまう人も中にはいると思います。
 

 

私も最初はそう思っていましたし、確かに私の回りの知り合いの多くは登山にそのようなイメージを持っているが多いです。
 

 

でも、夏山登山って景色がほとんど見えなくて、暑いだけのコースだけではないんです。
 

 

景色が場所を選べばいい山は沢山あります。
 
 

 
 
 
雲海と仙ノ倉岳

2014年 9月 井戸小屋沢 左又を抜けて稜線にたどり着くと、仙の倉岳には雲海が広がっており、その美しさに魅了された。
 
 

 
 

 
私はそういう山に登山に行く時に仲間には一切秘密で
 

 
 

 

パイナップルとメロンをまるごとザックに
 

 
 

 

入れて行き、いい感じで汗だくになって喉が乾いた時にパイナップルとメロンをザックから取り出してみんなで食べた事があります。
 
 

 
 
 
2014.10月 西黒尾根8

2014年 10月 谷川岳を西黒尾根から登り、山頂で豪勢な昼食を取った。
 
 

 
 

 
この時にはみんなから歓声の声が上がりましたね。
 

 

山では 
 

 

                「軽量化をしなければならない」
 

 

という風潮がありますが、体力に自信があれば普通の登山者が持っていかない様な想定外の様な食材を持って行って楽しんでも良いと思います。
 

 

このとき、同行した私の登山の師匠は山頂できのこうどんを作り、先輩は霜降り牛の焼き肉、フルボトルのワイン、ミックスナッツ、みかんなどを持っており、これ以上にない山頂での昼食を楽しんで食べ終わったあとはみんな放心状態になってみんな感無量でした。
 

 

私たちの回りの登山者達は
 

 
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うらやましそうに見ていた人も
 

 
 

 

いましたね。
 

 

このような楽しみ方もあります。

 

 

縦走登山

↑ 「ヤマケイテクニカルブックス 登山技術全書」はとても良い本です。私もこのシリーズの本を5冊持っています。山に行く時はこのような本を一冊は読みましょう。私が中学生の時この本ではありませんが、登山の本を読んで基礎知識があったからこそ、無事下山する事ができたのです。
 

 

雪山登山

 

 

私が登山の魅力に本気で取り憑かれたのは、登山を始めてから15年程経過した30歳を過ぎた時です。
 

 

今までそれほど
 

 
 

 

楽しいと感じる事がなかった登山。
 

 
 

 

他の運動にもほとんど飽きてしまい、何か自分を奮い立たせてくれる様な物を無意識に探していました。
 

 

ひょんなきっかけから友人と群馬県と新潟県の県境にある谷川岳を正月に登る約束をして、いい天気に恵まれた12月27日に1泊で登山をしました。
 

 

谷川岳の一番ポピュラーなコースの天神尾根には天神平ロープウェイがあって、冬期であっても登りやすい事から、天神尾根から谷川岳の山頂を目指す人はそれなりにいます。
 

 

ですが我々は更に一つその先の山、一の倉岳方面に向かうと、トレースは(雪に付けられた足跡)一切亡く、腰まで埋まる中一の倉岳を目指しました。
 

 

次の日、晴天に恵まれて人や動物でさえも存在しないその
 

 
 

 

静けさと白銀の世界の美しさを体験
 
 

 
 
谷川連峰 一の倉岳の中腹から

2011年 12月末 良く晴れ渡った一の倉岳中腹から「えびのしっぽ」を撮影。
 
 

 
 

し、私の本格的な登山はこの時から始まったのです。
 
 

 
 
 
谷川連峰 一の倉岳からトマの耳へ向かう

2011年 12月末 一の倉岳の登山を終えてオキの耳方面に向かう。
 
 

 
 

 
「雪山」と聞くと危険との印象を受ける人も多くいると思いますが、雪山では他のスポーツでは味わえない
魅力があります。
 
 

 
 
早朝の一の倉岳

2011年 12月末 早朝の一の倉岳は赤く染まった。
 
 

 
 

沢登り

 

 

一体この種類の登山が何の事を指しているのか全く分からない人も多くいると思います。
 

 

この登山では、
 

 
 

 

泳ぎ、魚釣り、きのこや山菜採りができる登山
 
 

 
 
 
三重泉沢 釣った魚を見せる

2015年 6月 三重泉沢でつり上げた岩魚をこの後調理して夕食のご飯と酒のつまみにした。
 

 
 

 
三重泉沢 約25センチ岩魚を釣る

2015年 6月 三重泉沢の源流でつり上げた25センチはある大きな岩魚。
 

 
 

 
南稜17

2014年 6月 谷川岳 天神尾根で登山道に生えていた「こしあぶら」という山菜。家に持って帰って天ぷらにして食べた。
 

 
 

 
たまごたけ

2013年 小田倉沢にて。見事なたまごだけが生えていた。このキノコは見るからに毒々しいが食べる事ができる。
 
 

 
 

 
なんです。
 

 
 

 

「なにそれ~!!」
 
 

 
 

って思われた方もいるのではないかと思います。
 

 

そうなんです。
 

 

この種類の登山は、山の自然そのものを味わえる登山なんですね。
 

 

この種類の登山では、様々な登山の技術や知識を問われます。そもそもこの登山では「道」というものが全くないので、ほとんどジャングルの探検をしている「探検家」になった気分になれます。
 

 

皆さん、考えてみて下さい。7月とか8月の一番暑い時期、
 

 
 

 

街が38度以上ある日に滝壺に飛び込んだり、泳いだり
 

 
 

 
 
白が門沢 修行僧

2014年 7月 白が門沢にて。あまりにも暑かったので修行しました。
 

 
 

 
 
大きな釜

2012年 8月 ヤド沢の見事な滝壺。上から岩が落ちて来てこの中でぐるぐると岩が回転する事により、滝壺の岩肌が削られ、このような見事な釜を作り上げたと言われます。

 
 

 
 

しながら沢を登って食材は現地調達。
 

 

山菜やキノコを途中で見つけたり、釣りをしていわなを調達していわなの塩焼き、いわなの味噌汁、いわなの南蛮揚げ、いわな丼、いわなの刺身、などの調理を楽しむ事もできます。
 
 

 
 
 
岩井又沢 岩魚の切り身

2014年 7月 岩井又沢にて。つり上げた岩魚の皮を剥いで調理の準備。
 

 
 

 
岩魚 塩焼き

2015年 7月 岩井又沢にて。たき火で岩魚の塩焼きをする。

岩魚料理三昧

2015年 7月 岩井又沢にて。岩魚三昧の夕食でした。
 
 

 
 

 
夜は盛大にたき火をしてたき火を囲んで語り合うという事もできます。
 

 

こんな楽しい沢登りですが正に自然そのものである為、危険も伴います。
 
 

 
 
 
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2014年 9月 丸の沢の滝を登る。

 
 

 
 

 
濡れた岩を登ったりしなければならないので、滑りやすい危険もありますし、ジャングルの様な蜜薮を掻き分けて進まなければならなくそんな中を地図で現在位置を割り出さなければならないので読図も高度です。
 

 

雨が降ったら増水の危険性もあります。地図を見ると沢は本当に無数にあるので、ポピュラーな沢でない場合、他の登山者が全くいないという事も多々あり、何か事故が起きてしまった場合助けを呼びに行くのが非常に困難になる事も十分想定されます。
 
 

 
 
 
ヤド沢6

2012年 8月 新潟県のヤド沢の滝を登る。

 
 

 
 

 
ですので、もし 
 

 
 

 

      

「沢登りをやってみたい!」
 

 
 

 

と思われている人は経験者に同行するか沢登りのガイド登山もおすすめします。
 

 

 

 

クライミング

 

 
 

 

クライミングは何種類かあります。
 

 
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フリークライミング
アイスクライミング
アルパインクライミング
 

 
 

 

フリークライミングは、主に
 

 
 

 

室内でやるものと自然の岩場で行うものの2種類
 

 
 

 

があります。
 

 

室内で行うものは壁にいろいろな形をした人口の手がかりや足がかり(手がかりは「ハンドホールド」、足がかりは「フットホールド」)があって、それらを利用して登ります。
 

 

でもだからと言って、その壁には先人達が登ったルートがあって、ただ闇雲にホールドを掴んだりしてはいけません。
 

 
 
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壁にはいろいろな人がつけた目印があってその目印があるホールドしか使ってはいけない事になっています。
 

 

自然の岩場を利用したフリークライミングは、ホールドやプロテクション(登っている時にカラビナとロープをそこに掛けて、落ちても下にまで落ちない様にする金具)が非常にしっかりとしていて、ほとんどもげたりしません。
 

 

そういう岩場を利用してクライミングをします。
 

 

この場合もプロテクションにカラビナをつけて引っ張ったり、プロテクションを掴んだり足を掛けて登ってはいけません。
 

 

フリークライミングをメインでやっている人でなくても、山に行くために初心者にロープワークを教えたりする人も中にはいます。

 

 

アイスクライミング
 

 
 
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冬に凍った滝や人工的に作られた
 

 
 

 

氷壁を登るクライミング
 
 

 
 
松木沢 29

2015年2月 松の木渓谷 ウメコバ沢でのクライミング。
 
 

 
 

を指します。
 

 

このクライミングは当然氷を登る訳ですから、素手では登る事ができず、専門の道具があってそれらを利用します。
 

 

「アイスバイル」と言われる45センチくらいの物を両手に持ってそれを氷に刺して登ります。
 

 

アイスバイルを握っている手が疲れでパンパンになってほとんど握力がなくなってしまう事もあり、斜度が強い場所ではすぐにそうなってしまう時もあります。
 
 

 
 
 
松木沢 31

2015年 2月 松の木沢のウメコバ沢にて。
 
 

 
 

 
足には「アイゼン」と言う金属でできている爪を靴に装着して氷を蹴って登って行きます。
 

 

アイスクライミングは他にもアイススクリューと言われるパイプにねじが切ってあるものを登りながら氷の壁にねじ込んで行き、それにカラビナとロープを掛けていく道具もあるため、道具が多く必要になります。
 

 

なので、道具の一つ一つ数千円から数万円はするので
 

 
 

 

アイスクライミングはお金がかかります。
 
 

 
 
松木沢 13

2015年2月 松の木渓谷にて。 安全確保をする為に氷にねじ込む「アイススクリュー」。アイススクリュー1本8000円くらいの値段で、アイススクリューのみで10本は必要。全ての道具を揃えるのは大変だ。
 
 

 
 

私もこの冬にアイゼンをアイスクライミングに適した物を買い、2万円を使いました。
 

 

アイスクライミングって氷を登って行く訳ですから、アイスバイルやアイゼンで蹴り込んでいけば自由にホールドを作れるんですが、いかんせん対象が氷なものですから、割れたりする事もあって怖い思いをする事もあります。
 

 

下にいる人の方に氷が落ちる事もあるため、下にいる人は十分に頭上に注意をする必要があります。
 
 

 
 
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アルパインクライミング
 

 
 

 
 
南稜5

2014年6月 谷川岳 一の倉沢 南稜の最終ピッチ。
 
 

 
 

 
アルパインクライミングの岩場はフリークライミングの岩場とは違って、どんな手段、どこを登ってもいいのですが、ルートの岩がはずれやすかったり、場合によっては落石がある事もあり注意が必要です。
 
 

 
 
 
4ピッチ目を登る会長

2015年6月 谷川岳 一の倉沢 衝立岩中央稜をクライミング。
 
 

 
 
 

フリークライミングでは雪が岩場についている事はありませんが、アルパインクライミングでは
 

 
 

 

雪がある時期のルートもあります。
 
 

 
 
 
中山尾根1

2013年の正月。八ヶ岳の冬のバリエーションルートの中山尾根の第一岩壁。
 
 

 
 

 

どんな手段を使ってもいいので、場所によっては「アブミ」と言われるクライミング用のはしごを使う事もあります。
 

 

このアルパインクライミングは気象条件や雪がある場合は雪質、現場の状況を見極めなければいけないので、総合的な登山技術と経験やロープワークが問われます。
 

 

4月の残雪期に行った新潟県の山は、途中まで夏の登山道を登ってから岩場を登るというルートだったんですが、夏道に雪が大量にあり、しかもやせ尾根に乗ったその雪質はぐずぐずしていて、固くないのです。
 

 

しかもかなり急斜面でありながら、雪と雪の間にはスキマや空洞が開いていて足を入れて体重を乗せるとずぶずぶとうまってしまう場所があって、思わず 
 

 
 
 
                   「うわあ~!」
 

 

と絶叫してしまいました。
 

 

そこの斜面は「北面」の斜面でしたので、やはり雪質は安定していませんでした。
 

 

南の斜面は、太陽の光が当たり日中に溶けた表面の雪が夜になると寒さで冷やされて雪面が固くなります。
 

 

これを繰り返すと雪質が固くなって登りやすくなったりします。
 

 

ですから、雪がある斜面に行かれる人は
 

 

               「北面の斜面は南面の斜面より雪質がしまっていない」
 

 

と考えた方がいいでしょう。
 
 

 
 
 
雪の回廊

2015年4月 新潟県の奥只見湖周辺の積雪量はものすごい。新潟県が豪雪で有名とは言えども4月でこれだけの積雪があるのはここだけです。
 
 

 
 
 

このようにアルパインクライミングは、自分が予想もしていなかった様な軟らかい雪の急斜面を登ったり、通過しなければならなかったりもしくは、当てにしていたものがなかったりとそのときの条件によって変わってきます。
 

 

正に、
 
 

 
 

「総合的な技術と判断」が求められる
 
 

 
 

クライミングです。
 
 

 
 
3ピッチ目の雪稜

2015年 4月 荒沢岳の尾根にて
 
 

 
 

バックカントリー

 
 
 
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いわゆる「山スキー」と言われるジャンルですが、スノーボーダーの人もいます。
 

 

最近ではスノーボードで「バックカントリー」を楽しんでいる人も多いみたいですね。
 

 

でも私はこのジャンルに関する経験はほとんどないので、あんまり多く語れないんですが、新潟県の住んでいた時にほとんどむりやりに滑らさせられた経験が1度だけあります。
 

 

ゲレンデで山スキーをする前に5~7回滑って練習をしました。
 
 
 
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最近のスキーの板は「カービングスキー」という板で私がむりやり山スキーで滑らさせられた時の板も確かカービングスキーの板でしたので、素人みたいな私にでも曲る事ができたので、やっぱり曲がりやすい板なのだと思います。
 

 

この時は非常に天気が良く、非常に爽快だったのを思い出します。
 

 
 

 

バックカントリーにある危険
 

 
 

 

と言えば、毎年スキーのゲレンデのコース外を滑走して迷ってしまい、遭難をしてしまうケースが毎年1~2回はニュースで報道されています。
 

 

 
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ゲレンデのコース外を滑走して遭難しまうのは、ゲレンデでの経験しかなく、雪山の知識や雪山での登山経験や雪山の装備をほとんど持ち合わせない人が遭難してしまうケースが多い様に思われます。
 

 

私の知り合いのスノーボーダーでも、立ち入り禁止のコースに監視員の目を盗んで数人で滑走した時、先頭を滑っていたその人が後続の仲間を待とうと止まった時、突然 
 

 

                 「ゴオオオオ~!」
 

 

と地響きがなったと思うと、その人の数十メートル前方に
 

 
 

 

自動車2台分ぐらいの大きさの雪の塊が「数十個」!
 

 
 

 

その人達が進む筈のコースの前方の谷間に落ちてきて、谷間は数十個の巨大な雪の塊で埋め尽くされてしまい、仲間達と呆然と立ち尽くしてしまったという話も聞いた事があります。
 

 

他にも私が聞いた話では雪崩に巻き込まれてしまった人を見つけたら「身体の一部がなかった」という話も聞いた事があります。
 

 

雪崩に巻き込まれてしまった場合、木などに引っかかってしまうとそのまま持っていかれてしまうみたいですので、雪崩の雪の塊は想像以上に破壊力が強く、恐ろしいという認識を持った方が良いと思います。
 

 

家屋を倒壊させる破壊力の雪崩では、その爆風のみですら人間を死に至らしめる可能性があり、20センチの雪の層が雪崩となるとこれも同様の様です。
 

 

バックカントリーに関してはあまり経験がなく、なんだか恐ろしい事ばかり書いてしまいましたが、楽しい事も山での一瞬の事故で失われてしまう可能性があります。
 

 

ですので、この危険に関する認識は何をするにも忘れてはいけないでしょう。
 

 
 

 


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