登山 初心者

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  • 登山の装備

プラスティック部品の劣化に注意!

登山道具ではいろいろな部品を組み合わせて軽量化をしたりしています。

その中でもプラスティックは軽量で加工しやすい為か、今ではいろいろな道具に使われています。
 

 
ですが、プラスティックは軟らかいので壊してしまったとか、いつの間にか壊れていたとかの経験をされている人も多いのではないでしょうか?
 

 
そこでここでは、
 

 
 

 

実際に見たり体験した事
 

 
 

 
のお話をさせて頂こうと思います。
 
 
 
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靴のプラスティック部分が壊れた事

 

 
雪山で使う登山靴にプラスティックブーツという外側がプラスティックで作られた物が一時期主流だった事がありました。
 

 
これは年数が経つと、使用頻度が長かろうが短かろうがプラスティックの素材自体の劣化によって、突然崩壊すると言う事を聞いた事があり、この事が問題となり、今ではもうほとんど販売されていません。
 

 
私もプラスティックのブーツが壊れるのを見た事がありました。
 
 
 
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アイスクライミングに行った時の事です。私たちのパーティーの中にものすごく年期の入ったプラスティックブーツを履いている人がいたんです。
 

 
私たちは数時間アイスクライミングを楽しんでいてふと、プラスティックブーツを履いている人が自分の靴を見ると、ざっくりと外側の
 

 
 

 

プラスティックが大きく割れていました。
 

 
 

 
その時はほとんど帰る時で、アイスクライミングをした場所は我々が車を置いた道路から30分位の距離しか離れていない場所でしたのでほとんど問題なかったのですが、これがどんどん山の奥を詰めて行く登山でかつ、
 

 
 

 

「急な岩場や斜面を通過しなければいけない時だったら…」
 

 
 

 
と考えると本当に怖いです。
 
 

 
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剥がれたソール

 

 
私自身も革とプラスティックなどの部品を組み合わせて作ってある雪山用の登山靴を履いているとき、
 

 
 

 

テント場で突然ソールが剥がれた
 

 
んですね。
 
 

 
 

 
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この冬山用の登山靴は20年前に購入しました。革製品は物によっては30年以上使えますが、この靴本体が革で作られており、ソールの靴本体への接合は接着剤で付けられていて、プラスティック系の部品が使われています。未だ靴本体は全然丈夫ですが、プラスティック系の部分が痛みが進んでいます。
 

 
 

 
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この靴を買って6年目くらいにいきなりソールが剥がれました。その後、10年程してから再び使うと、家に帰ってきてから今度はソールではなく踵の靴とソールを接合している部分から一気に「べろーん」ではなく、「がばっ」と剥がれました。この靴は使ったり使わなかったりという期間がありました。
見た目が大丈夫でも何年も眠らせてある靴は危険なので、山に行く前に履いてテストした方がいいと思います。

 
 

 
 

 
いきなり、ベローンと。
 

 
その時は一緒に行った人がガムテープを持っていたので、靴にぐるぐると巻き付けて補修しました。
 

 
その後、靴を修理に出しに登山道具屋さんに行きましたが、その原因は
 

 
 

 

「使用頻度が少ない靴で最近のソールは剥がれる事がある」
 

 
 

 
という事でした。この靴はしばらく使っていなかったものですから、突然剥がれてしまった様です。
 

 
もらった夏山で使うトレッキングシューズも一回同じ様に剥がれた事があります。
 
 
 
 
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所々亀裂が入っています。その亀裂を一応修理でゴム系の接着剤を上に塗って補修しました。

 
 
 
 
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革から剥がれないように革とプラスティックのスキマにゴム系の接着剤で埋めました。
 
 
 
 
ソール自体はゴムのソールですが、そのゴムソールを靴に貼付けている部分がプラスティックとは言えないけど、プラスティックに似た石油系の部品なのでこういう事が起こる様です。

 
 
 

 
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何の前触れもなく壊れた…

 

 
クライミングや沢登りなどの主に岩場などの危険地帯を通過する時に使うハーネスという道具があります。
 

 
ハーネスにはギアラックというカラビナとかスリングなどのクライミング時に使う道具を引っ掛けて携行ができる様にするループがついています。
 

 
このハーネスについていたギアラックはプラスティックで作られていたので、ハーネスの本体は劣化とかの損傷は今の所ないのですが、
 

 
 

 

ギアラックが全てが壊れてしまいました。
 

 
 

 
まさかハーネスに使われているプラスティックのギアラックの部分が突然壊れるなんて思ってもいませんでした。
 

 
沢登りに行ったときに木が生い茂る蜜薮を登っている時にこのギアラックが木に引っかかったまま引っ張ったせいか、気がついたら切れていました。
 

 
その次も沢登りなんですが、歩いていると
 

 
 

 

何の前触れもなく突然「カチーン」という音がした
 

 
 

 
と思うと、ギアラックに掛けておいたギアが沢の中に落ちてしまいました。
 
 
 

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浅い場所だったのでギアが流されない様に急いで沢の中を探すと、落ちたギアはまだ流されていないで残っていました。
 

 
これが非常に重要な道具で、落ちても絶対取りに行けない場所だったら…と考えるとちょっとぞっとしますね。
 

 
3回目の崩壊も突然でした。
 

 
このときもギアを掛けておいたら突然切れてしまい、もうハーネスのギアラックは使えないと思ったので、その後ナイフで残っている全てのギアラックを切ってしまいました。
 

 
シットハーネス

これはクライミングで使うハーネスという物です。水色の部分にカラビナ等を引っ掛けられる様に輪っか状になっているのですが、それが突然切れてしまいました。時間が経過しているプラスティック部品には注意しましょう。

 

 

これ、本当に何の前触れもなく突然壊れます。

 
 
 

 
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登山道具を買う時には

 

 
「もうハーネス自体も変えた方がいいな」と思ったので、登山道具屋さんに行ってみると、PETZLの物とBlack Diamondの物が展示されていましたが、どちらのメーカーもギアラックの部分にプラスティックは使ってありませんでした。
 

 
多分ほとんどのメーカーが今はもうギアラックにプラスティックを使っていないんだろうなあと思いましたが、皆さんも登山道具を買うときにプラスティックの部品が使われていないか注意して見て下さい。プラスティックの部品がついている製品の場合、 
 

 
 

 

「何年も時間が経った時にこの部分は壊れてしまうのか、壊れた時には安全性はどうか」
 

 
という視点で見れば道具を買う時の一つの見方になると思います。
 

 
 

 


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